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建物は高知県日高村にあり、敷地を南北に分けて計画されました。

南側の敷地は国道に面し、将来的にはクライアントの会社や倉庫が建てられる予定です。

ここに、ゆったりとした土地の広がりを感じることのできる大屋根の平屋を計画しました。

偶然にも、その屋根は周囲の山々の稜線に繋がるような形状となりました。

また日高村は大雨時に冠水する恐れがあるため、建物基礎は高基礎としています。

大きなバルコニーにはトップライトと可動式格子戸を設け、季節や暮らしのシーンに応じて使い分ける事が出来る半屋外空間としました。

ここでの喫煙や飲食を楽しみにしておられるクライアントの姿をみると、近年重要視されがちな効率や機能性では測れない豊かさが、そこにあるのではと思います。

​​日高村の家
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